ジリリリリリッ…ジリリッ

パシッ

う、う───ん…

はっ…!


亜「げっ、もう10時!?


ヤバいっヤバいっヤバいっっ!!?」


私は、ちょっとドジな女の子。

ち、ちょっとだからね!?

それで私の名前は「巫 亜弥瑪」(かんなぎ あやめ)
16歳!

「名前・・・、センス無いな」
とかは言わないで!?

私の名前だからね・・・

後、由緒正しい所だから!!

まぁ、これは置いといて・・・

今日、待ちに待ち望んだこの日がやっとやって来た!

そう!今日は初めて出来た彼氏と初めて約束したデート!!

「ぇ、高一でかよ・・・」
とか言わないで!!

中学校まで女子校に通ってて男子と接した事無かったんだから・・・

本当だからね!!?

嘘ついてないから!

でも高一であんなあっさりと彼氏が出来るなんて思わなかった。

しかも相手は、学校で一番と謳われるほどのイケメンだし・・・

少し不安はあるけどね

あの人の性格もあんまり知らないし

最悪だったらどうしよう(´O`|||)

これ、少しどころじゃないね!!?

まぁ、これは行ってみなきゃ分かんないな~・・・

よ~し・・・


亜「行ってきま~す!」


母「あら、どこ行くの?」


亜「へっ!?
ぇ~と、友達と遊びに行ってくる!」


母「フフッ・・・」(ノ´∀`*)


亜「??」


母「ぁ、いってらっしゃい」(*´ω`*)


亜「うん、いってきます・・・」( -_・)?


Σ ピシャリッ


母「・・・あの子にも彼氏が出来るなんてね?
貴方。」(*´ν`*)


父「あぁ、そうだな」( ´ν`)



【NOside】



この時、娘にあんな事が起ころうとは思わなかったであろう。