今思えば彼らは常に一緒。

不思議なくらいに、性格は正反対良く中がいいなぁ、と思うくらい。


「唄!!何休んでるのかなぁ?早く着替えて!!」

「ヒィっ!!…わ、わかりました…」

鬼の血相でリビングに駆け込んできた次男によって双子の回想は頭から消えた。


「手を緩めない!ダンス中に手を緩めたら転ぶよ?!」

「ヒィっ…は、はいっ」

いきなり叫ぶためにかなり心臓に悪い…