「遼…可哀想に…」

可哀想なのは私のはずなのに何故か陽鉈が遼をかばっている…


「戸村…」

「知らねぇな、女の着替えがあった時点で気づけよアホ」


戸村さんよく言ってくれましたよ!!

心の中でうんうんうなづいていると、思いっきり遼に睨まれてしまった。


「ブスが、テメェの体に誰が欲じょ…ブゥっ」

「アホか!」

何なんだろうか?

今私は目の前でギャグを見ているのか?

「まぁ、僕は確かに遼がアホだとは思うけどあんたもあんたで遼にお風呂先に入ることを言わなかったことも悪いと思うけど?」


確かにそうかもしれない…

でもっ!…女ものの下着あったら気づくでしょ?


「陽鉈外行こうぜ」

不意に立ち上がり、外を指指した。

「いいけど、何するわけ?」