「庶民だからって諦めてさ、確かに俺が庶民らしくしろって言われたら無理だと思うよ」

じゃあ…

「でも、俺は白川家のプライドがあるだから意地でも0点だけは取らないよ」

白川家のプライド?

私にはそんなプライド…

「君には君なりのプライドがないの?」

プライド…

「今君は嫌いな金持ちにバカにされてるんだよ?」

彼はヘラヘラしながら、私に詰め寄ってきた。