「ゆうちゃんイケメン好きだもんね」

苦笑しながら言うと、彼女はうんうんっと激しく首を縦に振った。

「イケメンこそ全て!てかイケメン鑑賞が優莉の生き甲斐!!」
「はは…そこまで?」
「そこまで!!」


ざわざわ。


校舎が近くなってくると、見慣れた制服姿がたくさん目につく。


「おはよー」
「おはようっ」