布団をしき終わると、百合が大きなため息をした。
「百合大丈夫?…嫌だね…」
本当に和君が嫌だと思った。
今日、この日は…和君を本気で軽蔑した日だった。
「本当に嫌になるわよ…。平気で嘘つくし?平気で女の店になんか行くし?酔うとタチ悪いしさ…」
っバーン
百合と話している時、下からすごい音が聞こえた。
「こっわ……。また物壊してんの?」
「違うよ。ただドア蹴ってるだけ。もうなれちゃったよ…」
綾ちゃんが、顔色1つ変えずに私に言った。
この時、私は綾ちゃんと自分が…似ているんじゃないかと感じたんだ……