「うっわー。あっつい。」
「まじそれなー。」
「なんでこんな日に遊ぶの。笑」
「いいじゃんー!」

あの日は
夏の中でも特に暑かった気がする。
そんな日に
あの人と出会った。

私の名前は
高澤 由紀
当時は、11歳でした。
持病を持っていた私は
激しい運動は医者から止められていて
走るのは得意じゃなかったけど
運動神経はまぁまぁいい方だと思う。
なんのとりえもない私が
唯一恵まれていたのは友達でした。
明るく、フレンドリーな性格から友達は沢山いた方だと思います。

遊ぶ!といったら必ずってほどの
メンバーと遊びに行った日の事でした。

あの人が、声をかけてくれた。

「あれー?ゆきちゃんじゃん!?」

この時私は、先輩が誰かわからなかった。

「あ。わかるわけないか!笑
うち、上原 じゅり!
ゆきちゃんのTwitterフォローしててね?
いつも美味しいご飯載せてて、凄いなって
思ってたんだ!隠れファンってやつ?!」

「あー。そうなんですか?
フォローありがとうございます!」

「こちらこそー!
あ!ねぇ、LINEしてる?交換しよ?」

「いいですよ!」

その日から
私とじゅり先輩は毎日LINEして
どんどん仲良くなっていきました。

まさか、3年後に
あんなことが起こるなんて
思いもしなかった。