「「…………一足遅かったです。」」
……ひなも私も棒立ち。
「「あの、お母さんは……。」」
「「……残念ながら。即死です。」」
有り得なくて、信じたくなくて。
頭が真っ白で何も考えれなくなった。
ひなは動揺してたけど何とか踏ん張ってたな。
「「父と母に会えますか?」」
「「お父さんには会えますがお母さんは見ない方がよろしいかと……。」」
それを聞いて頭が真っ白で、聞きたくなかった。
それから、葬式して告別式やって大忙し。
2人でどうするか考えたけど私は成人してたし何とか生活できたから2人で暮らすことにした。
ひなは心を閉ざしてしまって私にも秘密を増やしてしまった。
迷惑を掛けたくなかったんだろうけど。
高校生になって親友がてきて楽しそうにしてたな。
それからゆうちゃんっていう最高の彼女を作って……。
神様は残酷ね。
幸せの時に私たちを不幸にする。
地獄に落とされた気分よ笑
ひなが彼女で来たって報告してくれた次の日、体調が悪いって教えてくれたの。
また次の日には熱が何週間も続いて……。
「「ひな、病院に行こ。」」
「「うん……。」」
私もひなが初めて体調を崩してびっくりした。
病院についてアナウンスが流れるまで待機。