正直、夏音には影がいい理由がわからなかった。 サッカー選手を目指すなら、目立っててなんぼな気がしていたから。 「そうだ!今日怪我させそうになったお詫びって訳じゃないけど、瞬のカッコイイとこっての見せてあげるよ。友だちと一緒に来てよ。」 そういうと、悠は教室へとかけていきカバンから何かをとって戻ってきた。 「それ・・俺が渡した・・・」 瞬が言い掛けると、