瞬はというと、何故か皆には教えないと秘密にしていた。










「夏音、怪我大丈夫?」




高校が始まる前に会おうと約束をしていた羽月は聞く。





「うん!何とか!」




夏音が笑うと、





「てか、なんで瞬くん高校教えてくれないんだろうね?」




不満げな顔をする。






「わかんない。けど、何か気まずいんだよねー・・・。あれ以来。」





「そっか・・・うちもビックリしたもん。悠くんだってかなり驚いてたよ。瞬くんはもっとなんじゃない?死んじゃうかと思ったよ?」