瞬は電話をし、探し回った。 が、夏音は見つからなかった。 悠には夕輝の説明のあと、羽月には言わないようにとお願いし、瞬も全てを説明してから探していた。 ―― 次の日。―――――― 夏音は、ガンガンする頭を押さえながら起き、マスクと前髪で顔を隠して重い体をなんとか動かしながら、登校した。 痛みをおさえながら、普通にふるまって。