「悠くんかー!羽月は目のつけどころが違うね!何かいい方法がないか考えてみるよ。」 こたえておきながら、正直どうしたらいいものかと頭の中で頭を抱えていた。 そんなある日のこと。 「本居!これ隣のクラスに置いてきてくれるか?次の授業で使うんだ!」 近くにいてしまったばっかりに、担任に頼まれて仕方なく授業で使った機材を、隣のクラスへと届けに行くことになった。