そこまでして奏の見つけたいものが何なのか、サッカー選手にとって28歳はベテランの域なのでは・・・素人ながらに夏音は思っていた。
塚原は色々なことを聞き、しばらくして満足したように
明日用事があるからと先に眠りについた。







「答えたくなければ流してくれていいんだけど、中川瞬って、あの中川瞬?」





「やっぱり知ってたんだ。多分、その中川瞬だと思うよ。」





「今まで見た中で一番のサッカー選手だと思うし、凄く尊敬してる。」




大好きなフィアンセだった瞬を知っている人が、まだいたことがとても嬉しかった。