「おかえ・・・」




塚原の動きが止まった。





「はじめまして、神山奏です。急にお邪魔してすみません・・・てか本居先生、高校ん時の先生って男だったの?」





「家では本居先生ってやめてー・・・なんか気恥ずかしいから。夏音でいいよ。あたし神山先生に女なんて言ったっけー?」





「いや・・・言ってないけど。あ、奏でいいよ。もしかして、彼氏とか?」




神山こと奏は夏音と塚原を見た。







「ううん。入って。で、こっちがその高校ん時の先生の塚原雅志。あたしはまさやんって呼んでる。」




夏音は奏を部屋へ案内した。