「本居先生、一緒にあーそーぼ。」
「いーいーよ。何して遊ぶ?」
園の子どもたちは無邪気に声をかけてくれる。
「ねーねー、どれが好き?ハンバーグ?それともお魚?」
「うーん。どっちも好きだなー。」
少し気が紛れる気がした。
「先生、好きな人いる?」
「いるよー・・・・・なんで?」
瞬が頭に浮かんだ。忘れられない。
「私ねー翔くんが好きなのー。でね………」
子どもたちは素直でいい。
好きなら好き、表現も豊か。
「そっか。優しいもんねー。一緒に遊んでおいで。」
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