「瞬。あたしのこと・・好きになってくれて・・ありがとう。指輪・・お母さんから受け取った・・カバンに入ってたって・・・プロポーズ、凄く嬉しかったんだよ・・。でも、プロのサッカー選手になったらしてって言えば良かっ・・・そうすれば・・・今日も・・一緒に・・・笑ってたかもしれないの・・にね。だめだ・・・笑え・・なぃょ。ごめんね・・。」
まだ温かい瞬の顔を触ってそっとキスをした後、ギュッと抱き締めながら泣き続けた。
こんなにつらくて悲しいことは、夏音にとっても皆にとっても初めてでどう受け入れたらいいのかわからなかった。
離れたくない・・・ずっと一緒にいたい・・。