羽月・みあ・亜美は夏音に抱きついた後、涙を流した。





「瞬が・・・」




龍也・夕輝は悠に話しかけ頷かれると下を向き、





「本居・・・大丈夫か・・?」




渉は夏音を抱き締め、




「全然・・・だめ・・。」




夏音は渉に泣きついた。
ずっと心がチクチクしていて、治りそうになかった。







「夏音ちゃん。こっちも集まったし・・・そろそろ行こうか。」




夏音は頷いて、塚原も合流して瞬の所へと向かった。
皆足取りが重かった。
友だちに会いに行くのに、こんなに足が進まないことがあるのか・・・皆そんな気持ちだった。