「そうだったんだー。けど、また何で生徒をボコボコになんかしちゃったんだろうねー・・・。」





「よくわかんないけど、羽月ちゃんが言ってたように、気をつけないとかもだね。」




そうして、2時間目の授業を受け始めた。
中3という大事な時期に悠と夏音は不安を隠せなかった。










進路の事も考えないといけない。
他の友だちはこれからどんな道に進むのだろう。
中学校での生活が長く続く訳ではないのに、この時の夏音たちはずっと続くようなそんな気さえしていた。