夏音はチラッと店主を見ると、全く気にしていない様子でニッコリと笑った。







「まさやんがいないと。まさやんはあたしたちにとっては先生じゃないから。なんて・・あたしだけか・・はぁ・・これ、お土産。」




夏音は塚原にお土産を手渡す。





「気にしなくていいんだよ。俺は高校ん時そんなことなんて気にしてなかった。どうやって先生を騙して夜まで遊ぶかとかばっかり。なぁ?」




塚原が店主に話しかけると、「あぁ。」とだけ返事が戻ってきた。





「でも、ありがと。」




塚原は夏音の頭をクシャクシャっと撫でた。