次の日は亜美も含めたいつものメンバーで、無理せずに出掛けた。
この中に瞬がいることも当たり前になり、瞬のサッカー部の友だちで亜美のクラスの笠原龍也(カサハラ タツヤ)も一緒だった。
「瞬からは全部聞いてるから。」
と龍也は前に笑っていた。
「みあ・・・あたし・・」
「わかってる。体調は大丈夫そうだけど、塚原先生のことが気になってるんでしょ?」
「うん・・・。あたしらは楽しくやってて、あの人は仕事だからってわかってんだけど。今日、休憩時間の間があるって聞いたから。少しの間抜け出したいんだ・・・。」