「あたしのことは良かったのに・・・せっかくの修学旅行なんだし・・」





「夏音と過ごす修学旅行だって十分満足だよ。」





「いつも一緒にいんのに・・瞬、ありがと・・・大好き。」





「どういたしまして、俺も大好きだよ。」





夏音が目をつむると、瞬も隣に横になり目をつむった。
夕方、微熱程度になりだいぶ楽になっていた。
渉の部屋がちょうど瞬と2人部屋だったため、みあは渉のところにいた。塚原も合間をみて、夏音の部屋を訪ねて来て大丈夫かと聞き、




「瞬に連絡してくれたって?」




夏音が聞くと、自分は自由に動けなかったからと答えた。