夏音はまた熱が出て眠っていた。





「分かってんだよ・・・分かってんだけど、こいつのことになると頭真っ白んなっちゃってさ。手放したくないんだよ。誰にも渡したくない。」





「そんなの、こいつだって同じだろうに。」




夏音を見て渉は笑った。愛されてんな~心の中でそう思いながら。
体育祭は無事?!に終わった。







ーーー クリスマス。ーーーーー




あれから、しばらくは絶対安静の日々が続いた。
そして、クリスマス。夏音たちの家に皆が集まることになった。





「まさやん、これどう?」




塚原の口に作ったものを入れる。