準備をして、校庭に皆で出ると、そこには塚原がいた。
夏音は目をそらして席にむかうと、塚原が腕を掴む。
「離して下さい。」
夏音は小声で言い、手を振りほどいた。
「本居。いい加減に」
「塚原先生には関係ないですよね?体調不良で休んでて、今日は体調が良くなったから来ただけですよね?さすがに、リレーには出られません。けど、体調不良なんかで体育祭前に急に休まれたら・・・皆の気持ち・・はぁ。何でもないです。ただ、あたしには皆が大切なんです。では。」
夏音は言い過ぎた・・・と内心、後悔していた。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…