そんな不安な体育祭になるところだった。

























「おはよ。今まで休んでてごめん。」





「かのちゃん!!体調不良だって聞いたからびっくりしたよー。体調は大丈夫なの?」





「うん・・本調子じゃなくて、リレーは出られないと思う。ただ、かわりに渉が走ってくれるから。あたしより早いし頼りになると思う。ダンスと・・・百足競走は出るから。皆・・・ごめんね。」




夏音は皆に頭を下げた。





「本居・・・。」




渉は心配そうに見ていた。
塚原はこの事は知らない。
夏音がまさか本当に体育祭当日に来るとは。