「だね。」
それが一番不安なんだけどと夏音は思った。
座って授業を受けるのもつらかった。
3・4時限目にリレーの練習。
5・6時限目は全体練習。
3時限目の始めに、痛み止めを飲み、並び順に並んで順番を待つ。
「かのちゃーん、頑張って~!」
みあの応援に一度、深呼吸をし、そして覚悟を決めた。
「おい。むり、、、」
渉は言いかけて、言葉を飲み込んだ。
なんとか走り終え、そっと足首を触った。
「やばっ・・・。」
夏音はボソッと呟き、皆がリレーに集中している間に校舎に入った。
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