そう言うと、夏音は笑った。





「死ぬなよ。入院しないなんて有り得ないってわかってるけど、周りが大事なんだってのもわかるから。」





「うん・・・。」




学校に着き、車をおり運転手に挨拶をしてから、階段をゆっくり登った。





「それ・・・あちこち、本当は固定すんだよね?」




渉が心配する。





「まぁ・・。」




やっと階段を登り終え、教室についた。





「おはよ。」





「おはよー!」




明るく挨拶して、席についた。





「今日3・4限、リレーの練習だねー!自分が走んのは嫌だけど、何か楽しみじゃない?」