塚原は笑って頷く。







次の日。
夏音は塚原と車で出かけ、曇っていたが暑くもなく寒くもなくとても気持ちの良い天気となった。
塚原の運転もすっかりと乗り慣れた夏音だったが、ふいに塚原を見つめた。





「ん?何?」




気づいて塚原が聞くと、





「先生なんだよねー。2年、3年になったら・・・担任の先生じゃなくなるのかなって。」




少し寂しげに窓の外を見た。





「担任じゃなくなるかもしれないけどさ、何も今と変わんないだろ?担任とかそういうんじゃなくて・・・今は先生とかってのも関係なくてさ、普通に本居や中川といるんだよ。」