「中川みたいなイケメンが2人いたら、俺たち男としてはかなり困るよ。」





「イケメンかどうかは別としても、ドッペルゲンガー的なことでしょう?ホントにあるんだ・・・。もう1人の瞬、いるなら会ってみたいわ~!」




夏音が笑うと、信じられないよねと羽月と塚原も笑った。塚原の存在は皆の中で先生というよりは、友だちのようになっていた。
塚原の飾らない性格が、そうさせたのだ。

そんな塚原にとってもまた、皆はとても大切な存在へとかわっていた。







羽月がバイトに行った後、




「まさやん、ありがと。」




夏音は塚原と片付けをしながら、声をかけた。