リハーサルが終わった時、皆言葉を失った。 「かのちゃん‼完璧だよ~!皆、泣いちゃうよ。」 そして、みあが駆け寄ってきて抱きしめた。 ーーー 文化祭当日。ーーーーー 夏音は緊張していた。 「もう無理です、もう不安すぎます。」 「また緊張してんの?大丈夫、信じて。」 塚原は肩を叩いた。 「劇の合間にでも、笹木と一緒に中川のとこ覗きに行ってきなさい。」 「はい、ありがとうございます。」 そして、本番が始まった。