「夏休みやることないねーって、まさやんと話してたの。あっという間に8月に突入して今日だけど。瞬たちはどうしてるかなーとか思いながらも、サッカーとか忙しいかなって思ってなかなか」
後ろから瞬が抱きしめた。
「ごめんな。いっつも・・・」
「私のことは気にしなくていいんだよ。瞬がサッカー頑張ってるの嬉しいし、応援してるんだから。」
「ホント寂しいって言わないよな。俺は、凄く会いたかったし、恥ずかしいけど今日の夏音にもまた・・惚れて・・・」
夏音が振り返ると、瞬は耳を触って照れていた。
「私も・・瞬しか見えてないから。」