「そこの、も・と・いさん。大丈夫だって‼可愛いよ。胸張って行ってこい。」





「まさやーん。もー自信ない。心臓飛び出そう・・・。」





「ほらほら‼行ってこい!」




塚原は背中を思いっきり叩き、送り出した。








さすが、夏祭り。

金魚すくいに焼きそばなど多くの屋台がたち並び、混雑している。










「小久保・・・私の歌・・やっぱり・・・・。」





「かなりいけるから‼俺はずっと歌一緒にやりたいよ。自信持て。」




夕輝が肩に手を置く。




「あ・・・ありがと。」




夏音は深呼吸をし、準備を始めた。