少し間をおいた後、




「それにしても、こんななって彼女何してたわけ?」





「人助け・・ってとこかな。あいつ・・・いっつも手やけんだよ・・。あぶなっかしくてさ・・・・・いつか・・いつか死ぬん」




瞬の肩に手を置き、




「やめとけ。」




友だちは声をかけた。










瞬は部屋の扉を開けた。
結局瞬がいる間、夏音が目を覚ますことはなかった。







ーー 屋上。ーーー




塚原と瞬が話していると、瞬の携帯が鳴った。







「もしもし。はい?い・・今なんて?わかりました。すぐ向かいます!」