「そーだよ。俺の女だよ‼けど、あいつはなーお前を巻き込みたくなくて、お前に心配や迷惑をかけたくなくて。」





「お前、何を言って・・」




塚原がしゃがんで手を伸ばすが、その手を払いのけて立ち上がり景色を見ながら手すりに寄りかかった。





「あいつ、自分一人で解決しようとして・・・。俺、つらすぎてもう黙ってらんないわ。今日、笹木は来ると思うよ。あいつはそのためだけに・・」





「おい‼本居は?!本居はどうした?」




塚原はやっと、状況を理解したようだった。







ーー 昨日の夜。ーーー