夏音たちは階段を上に上がり始めた。 「中川瞬選手です。今日の試合はいかがでしたか?」 「1点とられてしまいましたが、試合内容的には良かったと思います。ただ、ある意味あのわかれ道は、僕個人が守りきれなかった所であると不満を感じています。」 夏音は振り返って、瞬を見た。 「夏音?」 「では、今日のことをふまえ次の試合は、どんなことが大事になってきますか?」