「そう。じゃぁ・・・。」 「待てよ。こないだの話だけど・・・別れよう、俺たち。ただ今日の試合は最後までいてほしい。」 「・・・わかった。始まっちゃうから早く戻って。」 夏音は深く深呼吸をしたあと、羽月たちのところへと戻った。 「まさやん、羽月・・・ううん何でもない。そろそろ後半始まるね。」 〈 涙をこらえるので精一杯だった。 私が言った。別れようかって・・・でも・・今じゃなくても。〉