飛び起きて目をこすった。
目の前に塚原がいたからだ。






「やっと起きたか。一昨日まで熱あったんだからそんなとこで寝たらダメだr」





塚原の言葉に、夏音は抱きついた。




「っちょっ・・・。」

「まさやん、ごめんね。私や瞬のこと本気で気にかけてくれてたのに・・・まさやんの気持ちなんて全然考えずで・・・・・昨日は寂しかった・・。羽月にも怒られた。いつの間にか、1人でいるのが怖くなったよ。」




塚原は軽く抱きしめ返して、




「家、引き払って来たから。」





夏音に伝えた。