「ありがと。」





「あと!」




羽月は自分の方に夏音を向かせて顔を見ると、




「まさやん、夏音のことすっごく好きだと思うよ。まさやんは先生だし、しっかりと自分の立場をわきまえてるよ。大人だと思う。だから、夏音が嫌いじゃないなら一緒に住んだら?お互いの支えになれると思うよ。付き合うとかそう言うんじゃなくて、家族っていうのかな?今はそういう感じだと思う。今はお互いに必要としてるんじゃない?」




突拍子もない話をするもので、夏音は目を丸くして羽月の話を聞いていた。