待ってる訳ない・・・。
入学してからもう3週間。
怪我をしてそれでも会うこともなく、隣のクラスだというのに見かけることすらない。
「待ってる訳ないじゃん。瞬の話はもういいよ!ご飯がまずくなる‼」
夏音は怖かったのかもしれない。
瞬と顔を合わすことも、周りから白い目でみられることも。
――― 2日後。―――――――
夏音は風邪を引き、熱を出して休んだ。
久しぶりに家で1人になった。
こんなに広かったかな・・・夏音がそんな事を思っている時。
学校で大きく何かが変わろうとしていた。
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