美蘭seid

「美蘭帰るよー」
「はーい、杏里ちょっと待って〜」
いつも通りの会話
でもなんか杏里はそわそわしてるような…
んまあ、気にしない気にしない
準備しなきゃ

バコン…!!!!

「いったあああああああ!!!!
なにすんのよ竜也!!」
「はははははは
準備がおせーんだよばか」
いや、竜也には関係ないだろ。
こんなたわいもない会話をしながら私は帰りの準備をしていた。
「よし、お待たせ杏里。帰ろう!」
「うん…」
杏里、なにか私に言おうとしてるな。
ここは長年の勘。
杏里の考えてることはだいたい分かる
帰り道聞いてあげよう…