そんなことを考えながら私は、自分の席に向かった。

「おい。お前の席はここだろ。」

「お、そっか。ありがとう。」

そうに促されながら席についた。

てか……そうって演技上手すぎ!!

私達、あったのさっきだよね?

「おーい。ホームルームだぞー。」

と、私が頭を悩ませていると先生が入ってきた。

「えー。皆元気かー。以上終わり。」

……。

え?

軽すぎない?

「あ、サボるなよ?とくに要とそうと陽。お前らは単位ヤバイから次サボったらマジでやばいから。」

「えー。眠いよー。どれの授業も本見て言ってるだけじゃん。」

「うるさい。俺が怒られるんだ。」

「ブー。成績いつも上位なのに?」

……ん?

成績上位?

「だからだ。妬まれてるんだよ。なんでサボってるのに成績はいつも上位なんだって。」

嘘でしょ?

そうと陽が成績上位?

「要。人事じゃないぞー。お前はいつも1位なんだからな。」

……。

はい?要が?1位?

「……。はー!?」