私は学ランに手を伸ばした。

数分後ー。

「……うわー。学ランきたら、要そっくり。さすが双子。」

着替え終わったあと、早速鏡で自分を見てみた。

そしたら、本当に要そっくり。

はー、やっぱ双子だね。

私が鏡を見ながら感心していたらいきなりドアが開いた。

「かなで!言い忘れてたけど学校行ったらボディーガードを頼んでおいたダチがいるから!そうってゆーの!」

「……要。入るんだったらノックして。着替えていたらどーするの。」

「あ、ごめん!じゃ、そーゆー事だから!」

はー。要はいつも突然。

急に開けんな。

「じゃ、そろそろ行くか。」

そーゆー事で私、前原奏は男子校に行くことになりました。