??何であんなに驚いてるの?

「あ、取れたよー。」

「あ、ありがとう。そうも俺らに気づいたみたいだし行こっか。」

「うん、そうだね♪」

さっきまで不機嫌だった陽が機嫌よくなって。

今まで私達に気づかなかったそうが気づいて鬼の形相で私達を見ていて。

今日の2人は変だな。

「そーう。メニュー決まったよ。」

「お、おう。そうか。何にしたんだ?」

「それはねー。」

私がさっき考えたメニューとは。

例えばオムライスを頼んだら、壁ドン付きとか。

コーヒーいっぱい頼んだら甘い言葉を囁いてくれるとか。

値段が上がる事にいい特典が付いてくる。

これなら、女の子喜ぶでしょ!!

「…………。却下。」

……だよねー。

そうなら言うと思ったよ。

でも、諦めない!!

「ちゃんとそうにもOK貰えるように考えてるから!!」

「……なんだ?」

あ、ちょっと乗り気だ。

よし、後はノリに任せよう。

恥ずかしさなんて忘れてしまえ。

「もし、クラスの中で一番リクエストが多かったら学校の女の子1日中振り回していい券!!」

「…………きゃ」

「ま、待って!ごめんなさい。冗談です。」

半分本気だったけど。

やっぱりそうは女の子苦手なのかなー。

「そうが喜ぶもの何でもするしあげる!!絶対!……どう?」

「…………。ハー。そんなことだろうと思った。」

ゔゔー、やっぱり、そうにはお見通しか。

ここに来てから日は短いんだけど、そうにはかなわないし心を読まれる。

「そーう。ちょっと耳かして♪」

しかめっ面のそう。

ニコニコの陽。

本当に陽は何を考えてるんだろ。

「!?……。ハー、陽は人の嫌なことしてくる天才だな。

「えー、酷いよ〜。僕は要を喜ばせようとししてるのにー。」

ん?どうしたんだろう?

そうはさっきまでしかめっ面だったのが更にきつくなった。

陽は更にニコニコになっていて何が何だか……。

「そう、いいって!良かったね、要ちゃん♪」

「え、嘘!?やったー!そう本当にいいの?」

「……。まだいいとは言ってないんだけどな。」

「えー、でもOK貰ったと同然じゃん!じゃないと……。」

「分かった!やるよ!」

え……そうがこんなに声を荒らげるなんて初めてなんだけど。

陽って本当にそうの事何でもお見通しなんだなー。

「陽凄いねー。そうになんて言ったの?」

「そんなことどーでもいいだろ。陽はいい加減そのニヤニヤやめろ。」

「えー、でもー♪」

「ハー、もういい。俺は何したらいいんだ?」

「……?」

「何わからんっていう顔しているんだ。何したらいいんだと言ってるんだ。」

……え、どーゆー事?

いや、今の流れ見てたら分かるんだけど。

え、混乱して頭が追いついていけないんだけど。

「やるって言ってるんだよ。それともやらなくて良かったのか?」

「いや、やらせて下さい。やります。やりましょう。」

折角そうがやろうって言ってくれてるのに私が却下するなんて意味無いじゃん。