はー、どーしよう。

稼げてお客さんが喜んでくれるいいメニュー。

「ねー、かなめちゃーん。何でそんな真剣なの?」

そりゃー、私の高校文化祭がないからだなー。

私は行事ごとが好きなのに私の高校は何故かそんなことに興味無いらしい。

だから、あるとしたらコーラス大会というめんどくさい行事と体育大会だけ。

体育大会といっても学校全体がやる気ないからもちろん生徒もやる気なし。

私にとってはすごく悲しい。

もっとそーゆーのに積極的になったらいいのに……。

「んー、俺こーゆー行事好きなんだよな!祭り!っていう感じがさー。」

ってこれは私の意見か。

要はなんて言うかなー。

やっぱ、めんどいからしないとか?

ハー、本当に何で双子なのに考えてること違うんだろう。

そーやって私がずっと考えていたら陽が急に接近してきた。

「うわっ、何?」

「何って要ちゃんを見てんの。」

「見てるって……。流石に男どうしだからって近すぎだろ。離れろ。」

「えー。いーじゃん、ちょっとぐらい。」

「ダーメ。」

私がそう言うと陽は頬を思いっきり膨らましすっごく不機嫌になった。

ま、私には関係ないけど。

んー、本当にどうしよう。

「ねー、要ちゃん構ってよー。」

「うるさい。今考え事してんだ。」

「ぶーぶー。要ちゃんのケチー。」

はー、こいつは女か。

なんか、ヒントないかなー。