はー。

あの子可愛かったなー。

今まで見てきた中で1番可愛い。

あ、かなほどじゃないけど。

あの子の彼氏になりたい。

そんな気持ちになったのって初めてなんじゃね?

俺はいつも適当に付き合ってきたから……。

はーどうしよう。

あの子を落とすためにはどーしたらいいんだろう。

俺はなんと、晩まで考えた。

「要ー。ご飯だよー。」

「はーい。」

早いなーもう夜か。

てか、俺がこの時間まで女落とすために考えてるってどんだけだよ……。

ガチャ。

「お、今日はオムライスか。ラッキー。」

「本当に好きだね。要は昔から好みが変わらないね。」

「当たり前だろ。変わったらすごいわ。」

「そ〜かな?昔と好み変わってる子かなりいるよ。例えば今日きた恋華とか?」

「……!!そ、そうか……。」

え、俺恋華ちゃんを否定した!

うわー最悪だ……。

「どしたの?要。」

「何でも。」

はー。

「フフ。やっぱり双子ね。」

「「急に何。母さん。」」

「声もぴったりね。」

「「……。」」

俺らどんなに仲良しなんだよ……。

「要がかなでの髪になったらもう見分けつかないわ」

……ん?

見分けつかない……?

「やだよー。私は要に似たくない!」

「しょうがないわ。双子なんだから。」

俺がかなに変装すればバレない?

恋華ちゃんに近づけれる?

「……!!しゃー!」

俺は走って自分の部屋にいった。

母さんとかなは驚いたけどそんなの関係なし。

すぐ実行しないと!

それから俺は内緒でかなのクローゼットに制服を置き。

かなの制服を自分の部屋にやった。

翌日、かなの了承も得て女子高に行くことになった。