「でも優希も罪な奴だよな。」


「こんなにカッコいいのに女なんて。」


「俺は生まれる性別を間違えた。」


「優希、そんなに思い詰めない。」


これがいつも学校でいるメンバーだ。


変に気も使わず楽な関係。


「あ、そうだ。


また友達から預かってきたよ。」


楓はポケットから手紙を取りだし俺に渡す。


便箋のところにハートのシールが貼ってある。