「優希ちゃんこれで5回目ね。」


「あぁ、そうですね。」


先生は困った顔をしながら笑う。


5回目と言うのは、俺が1ヶ月で人を保健室につれてきた回数。


自分でも不思議なくらい事故に出くわす。


「大した怪我もないし、一人で帰れる?」


「多分大丈夫かな。」


「よし、じゃあ帰りなさーい。」


先生はそう言うと無理矢理保健室から出した。