「こんなはずじゃないって?」



「毎日遊ぶ予定が入ってたんだよ。ダチと。」



「じゃあなんであんた家にいるのよ。挙句の果てにゴロゴロしながらアイス食べて。」




「なぜかドタキャンの連発なんだよ。俺は悪くねぇ。あいつらが…」




俺のダチにはリア充しかいねぇ。



つまり、彼女との約束を最優先にしたいということ。




はぁ…確かにさ、彼女は大事だと思うぞ?だけどな、ダチも大切にしろよ。




俺はぼっちじゃねぇぞ…泣




「あーはいはい。余計なこと聞いてごめんねーで、そんな事はどうでもいいんだけど」




「どーでもいいって何気に傷つくわ。なに?なんか用?」




「うん。実はさ、おばあちゃん家の近くで花火大会があるらしいのね。」




「なにそのリア充なイベント。行きてぇぇぇぇ!」




「そう言うと思ってたわ。行ってもいいわよ。けど、ついでにおばあちゃんのお世話もしてきてほしいの。」





「ばあちゃんの?」