「あっっつぅーー」


そういいながらゴロンと畳に寝転がる。


せっかくの夏休み、何もしていない…



俺はアイスを食べるために立ち上がり、冷凍庫をあさる。



「おっ、あったー♪」





ミンミンミン…





「にしてもうっせーな。どんだけなくんだよ…」




「たーだいま!」




ガチャ、ドサドサ…




母さんが買い物から帰ってきた音。




「おかえり。」




「なつき、あんたなんでそんなに暇なのよ?」




「いや、それ俺が聞きてぇから。ほんとはこんなはずじゃなかったんだよ…」