夜の仕事も慣れた頃、優希の元に届いた一通の手紙。

「何これ…」


手元にあるのは、支払ったハズのサラ金の明細書。

「ねぇ?何これ?」

仕事から帰ってのんびりしている優希の前に、その明細書を差し出した。

返事のない優希に、更に問詰める。


「ねぇ?答えてよ…」

それでも答えない優希の前で、
「開けるからね…」
と、封筒を開けた。


もちろん。

中身はサラ金からの明細書。


「また…借りたの?」