涙でぐちゃぐちゃの顔で教室になんか行けなくて


屋上で1時間だけさぼろうと思い屋上まで向かった。


それまでの道でトイレから戻ってくる桜井くんに出会った。


やばい泣いてる顔見られる。


こんなぶっさいくな顔誰にも見られたくない。


「あ、入山さん」


「ご、ごめんなさい!」


「泣いてるの?」


走って逃げようとしたら腕を掴まれた。


「屋上行こう」


「でも授業は」


「入山さんのほうが心配」


そう言って私の手を引いて屋上へ向かった。